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マスターキーと子カギについて

アパートなどの賃貸物件や分譲マンションでは各戸ごとに異なるカギがあります。このカギは、もちろん自分の部屋しか開けることができません。各戸のカギのことをマスターキーと呼ぶ人がいますが、入居者が持っている部屋のカギはマスタキーではなく、「子カギ」もしくは「純正キー」と言います。では、マスタキーとは何かということですが、マンションやアパートなどの賃貸物件において全ての部屋を開けることができるカギのことです。通常は管理会社や大家さんのみが所持するカギであり、一般の方は生涯目にすることはないでしょう。ただ、滅多にない事例ですが、マスタキーの合鍵を作って入居者に渡す物件もありました。しかし普通では考えられないことです。マスタキーの特徴は、子鍵に比べてギザギザの部分が多くなっているので、目にすれば誰でも分かりやすくなっています。ありえないことですが、マスタキーの合鍵を入居者に渡す物件には注意しましょう。本来はマスターキーから作られた各戸のカギが、入居者が持つ子鍵(純正キー)となります。多くのマンションにはマスタキーが存在していますが、近年では廃止されつつあり、特に分譲マンションにおいては平成10年以降に建築された物件からはマスタキーの存在は薄れてきています。ちなみに、各戸のカギはもちろん別ですが、共有スペースにおいては入居者の誰もが簡単に開けることができるようにマスタキーが使用されています。これはシステム上わざとマスタキーを取り入れているため、マスタキーシステムと呼んでいます。さて、中には子鍵の合鍵を作る人もいますよね。賃貸物件の場合、道義的に合鍵を作るのはあまりオススメできませんが、もし作った場合は退去する際に大家さんや管理会社に合鍵もお返ししましょう。賃貸物件や分譲マンションの場合はカギは怖い存在だと思います。しかし、あらかじめある程度の知識を持っておけば、危険も避ける事ができるでしょう。