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標準語と関西弁の「カギ」の違い

標準語で生活している人たちが、関西弁をどれだけ上手く真似ようと思っても違和感があります。その逆も同様で、関西弁をしゃべる人たちが標準語を話そうとすると、ある程度の練習が必要です。私は関西出身なので関西弁を使っています。以前私はマイクを使ってアナウンスをするような仕事をしていたことがあるので、ある程度の標準語を話せるようになりました。ですが、普段から標準語を話している人たちからすれば、少し違和感を感じるのかも知れません。これは私の友だちの話ですが、東京ディズニー・シーで働くことになりました。その友だちは「マジックランプシアター」というアトラクションに配属になりました。マジックランプシアターはアラジンに登場するジーニーが出てくるアトラクションで、3Dメガネをかけて楽しみます。宮殿の中庭に張られたテントの中に入っていき、自称“世界で一番偉大なマジシャン”シャバーンによる、初めてのワンマンショーが始まります。そこではキャストがお客さんに向かって少し演技をする場面があります。マジックランプシアターに出てくるキャラクター、少年アシームが慌ただしくカギを探していて、そのキャラクターにカギを知ってるかと聞かれ、「カギ」と首をかしげてカギがどこにあるのか知らないというような演技をする、というものです。そのとき、標準語でしたら「カギ」と言うときに、「ギ」の発音の方が上に上がるのですが、関西弁だと「カ」の方にアクセントがきます。その友だちはなかなか標準語のカギが言えなくて、カギの一言にかなりの練習をしたと言います。たった2文字の「カギ」の一言ですが、発音の違いでこうも苦労することもあります。それと同様にテレビなどで、普段は標準語を話している芸能人が関西弁を真似て話していると、どうも違和感を感じます。関西弁の「カギ」ではなく、標準語の「カギ」を使っているのを聞くと、いつもこの友だちのエピソードを思い出します。